今井さんの祥月命日に、今井さんが途中まで関わったという映画「手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~」を観てきた。映画終了後に舞台挨拶もあるということで、錦糸町の映画館がほぼ満席になって、たくさんの人でごった返していた。
内容は、これまたタイムリーな伊勢神宮へ向かう道中でのオムニバス的なものだった。
今、G7伊勢志摩サミットでオバマ大統領が広島の平和公園でスピーチをするという、まさに歴史的な時、タイムリー過ぎて今井さんの持ってる何かを感じた。
奈良橋さんの絶対一周忌にやるという思いの力も相まっているとも思う。
奈良橋さんが教えてくれた、今井さんが見たという桜に心が震え、今井さんと一緒に見てるかのような気持になって、今井さんの嬉しそうな顔と淋しさを感じて涙が・・・。
これは、舞台の作品だな、映画じゃないなという感想はありつつ、今井さんが見た桜を観れただけでも
価値はあったかなと思う。天橋立、イザナギ、イザナミ・・・やっぱりテーマは日本!
神とは?歴史とは?人間とは? 今井さんからの問いかけそのもののようだった。
今井雅之
一周忌 追悼上映会&トークショー
2016.05.21
『ありがとう、アニキ。 あなたに出会えて幸せでした』
日本人として世界で挑戦したい!
「生きたい!」という青春の叫びを、ひとりでも多くの人に届けたい!
という思いで、2005年に全身全霊で制作した今井が監督・主演の映画
「THE WINDS OF GOD -KAMIKAZE-」。
日本人が全編英語脚本(日本語字幕)に挑み、キャスト・スタッフ一丸となって
完成した作品。
2006年に全国公開、アメリカにおいても10都市で公開され、
アメリカ・ペンシルベニア州で開催された”グレイト・レイクス・インディペンデント映画祭”
では、外国映画部門・最優秀賞を受賞した今井雅之渾身の作品です。
公開時に見て頂いた方も、見逃された方も、
是非ともこの機会に、大きなスクリーンで本作品をお楽しみ頂き、
今井雅之の一周忌にあたり、ご冥福を祈って頂けましたら幸いです。
今井さんの一周忌のイベントに行って来た。
今井さんの遺品を目の前にすると胸詰まるものがあり、涙が溢れてきた。
今井さん本人が居ないのに300人余りの人が集まって、彼を偲ぶ。それだけでもすごいこと!
The Winds of Godの映画は今井さん監督のものと奈良橋陽子さん監督のものを観たけど、まだ観てないものがあった。英語版(2005年)を撮っていたとは知らなかった。全員流暢な英語で、ビックリさせられた。 なんでもやれば出来る!そう思わせてもらえた。
10年前の今井さんは、筋肉隆々、お腹から声を出し、病気のかけらも見えない程輝いていた。
今回の今井さんの役は、アメリカ人が日本人になってタイムスリップしたという設定。
今井さんの一つ一つの所作、表現が、いかにもアメリカ人らしい表現・態度・台詞だったので、アメリカ人が戦時中の日本に紛れ込んだ感がすごく出ていて、さすが!!と思った。
トークショーでは、キンタ役の人が10年年を取って、すっかりおじさんになっていたのと、お兄さんが最後に出てきてくれて今井さんの面影を偲べた。本当によく似ている兄弟。
姿形、態度が今井さんとそっくり!似せてるのかもしれないけど嬉しい登場だった。
今井さん、「今」又、いろんなことを感じさせてくれてありがとう。
不思議な事に、天気予報では雨の予報は出ていなかったのに、外に出たら雨が降っていた。
今井さん、ナイス演出です。
今井さん
今井さんは優しいのだ。
神風特攻隊で生き残った人に取材したからこそ、英霊に対する姿勢、平和、幸せ、死ぬ、生きるということを力いっぱい噛みしめていた。
力いっぱい、体いっぱい、心いっぱい・・・チャゲ&飛鳥の曲のようだ。
今井さんが歌うLet's go for itも、生きて生きて行きまくれと言う。
今この瞬間力いっぱい表現してる人が私は好きなようだ。
2001年9月9日の沖縄公園でWinds of Godは止めにしようと思ってた。そんな矢先、二日後に9.11。
神風特攻隊をテロのように扱われた新聞記事に怒りを覚え、違う!という思いだけで又続けたというYouTubeの画像と出会い、そうか、そうだったのかと改めて今井さんの熱い思いに感心した。
いつも「本気」なのである。
そしてストレート。
私も熱くなるとすごい。まっすぐに相手の目を見てストレートに伝える。
この、熱いときがどんな時なのか観察してみる価値がある。見てみよう。見ないふりしない!!